Roam Research

髪を切った。
小学生くらいの頃には気づいていたが、自分は髪が短い自分の事があまり好きではないらしい。
それでも普段は割とバッサリいくのだが、今回はかなり長めにして貰うことにした。

全然関係ないがRoam Researchというのを使い始めた。
https://roamresearch.com/
これが何かというと、説明が難しいのだがアウトラインエディタだ。
しかし、アウトラインを書くことを意識しているというよりは、Evernoteのように何でも書いて記録してね!というノリを感じる。

今までこういうのには esa.io を使っていたのだけど、そしてそこにあまり不満はないのだけど、これには他にはない特異性が沢山あり面白い。
例えば、本文中に出てくる言葉を[[]]でくくると、その単語が使われている箇所ばかりを集めた新しいページを勝手に作ってくれる。
さらに、Word2Vec的な何かで、記事同士の距離や、 [[]]でくくわれていない言葉に対しても「ひょっとして関係あるんじゃ?」みたいな感じでレコメンドしてくれる。

ところでこれを見て欲しい。
https://todo-md.com
これは僕が趣味で作っていた、markdownTodoとその要素を書くと、いい感じにTodoアプリっぽく表示したり、GUIからDoneしたり出来る、というWEBアプリだ。
Roamでこれと同じように本文中に - [ ] を含めると、Todoというページを作ってくれて、そこに - [ ]が含まれるページを集約してくれたり、
- [x]を含めると Doneというページに変えてくれたり、なんとする。
あっれこれ、もうこれでいいんじゃね?という気持ちである、最早。
もちろん、スマホでいい感じに観られるGUIがあるわけでもないし、リマインド機能があるわけでもない(todo-mdにもないが)ので、Todoアプリが完全に要らなくなるわけではないし、自分のもまだちゃんと開発を続けるつもりでは居るのだけど…。

個人的には分報に近い使い方をしている。
元々思ったことを全部適当なMarkdownエディタに書いていく、というスタイルで生きている(?)ので、書く場所がRoamになったというだけ。
一覧性、集約性、検索性が非常に高い上に、記事同士の内容空間距離が把握できるのも面白く、これは月1500円払ってしまうかもな〜という気持ち。
ただ、esa.ioのように簡単に共有出来たりスライドとして直接使えるわけではないので、うーん…。
ただ両方に払うと2k円になってしまうので、流石に使いすぎな気がする…。

悩ましい。

AUA

今から8年くらい前の話。
季節は冬で、夜の18時30分くらい。
大学の、天井の照明が昇降する「撮影室」みたいな名前の部屋があるプレハブ小屋に向かって、人気のない暗い坂道を歩いていた。
建物に近づいていくと、誰か既に撮影しているようで、撮影室からは灯りが漏れている。
自分達の団体は19時からの予約だったので「ちょっと早く着きすぎたな」というのと「この部屋が使われているのは珍しいな」と思ったのを覚えている。
撮影室には待合室のような場所があり、僕はそこで自分達の番が来るのを待つことにした。
割と大掛かりな撮影をしているらしく、撮影室の方からは時々声や物音が聞こえてくる。
いつもPCを持ち歩いているので特に退屈することもなく、イヤホンをして課題の楽譜を書き進めるなどして時間を潰していると段々メンバーが集まってきた。

今まで先客が居たことはなかったので、人が来る度に「何でそんなとこで待ってるの?」というような事を聞かれたが、その度に「外から見たとき中が明るかったから」というような説明をした。

談笑している間にいよいよ19時になったが、部屋から誰も出てくる様子がない。
とりあえずノックしてみようという話になり、ノックしたが反応はない。
仕方がないので一声かけてから僕がドアを開けた。

中は真っ暗だった。

待合室を通らない出口などないはずなので、最初から誰も居なかった、という事になる。
僕はなんだかかなり血の気が引いてしまって、暫く真っ暗な部屋の入り口で呆然と立ち尽くしていた。
見間違いだったのか、聞き間違いだったのか。
実は知らない出入り口があったのか。

大学時代の先輩と話していて、そんな事をふと思い出した。

Don’t slack off

知ってんだ、こういうの一回サボるともうダメなんだ。
そういう人間なんだ。知ってんだ。
というわけでサボらないためだけの日記。

ScalaMatsuriがオンライン開催になり、先日Pre-ScalaMatsuriがリハーサルを兼ねて行われていたので参加した。
全ての発表が面白かったけど、特に懇親会で延々皆がRustの話をしていたのと、TaglessFinal(今はTypedFinal)が日本語で最終無駄なし形式と呼ばれていた話等をしていて面白かった。

ところで「冥談」をビルド待ちの間とかに読んでいるのだけど、今の所全話非常に好き。
触発されて何か怪談を書きたくなっている。

Self Control

なんか随分生活が変わってしまって、日記を書く時間が消滅してしまった。
というのも、本やTwitterを読むとか日記を書くとかは「電車の中でやる」カテゴリに属していて、なんでそんな事になっているかと言えば、もちろん「電車の中でも出来ることだから」。
当時そういうことのために使っていた時間が今はご飯を作る時間に化けている。
(外食しなくなったら5キロくらい痩せてしまったので、食事から排除していた炭水化物をまた摂取するようにするかどうか検討している。)

さて、というわけでTwitterも全くタイムラインを追えなくなってしまって、リストを分割して対応した。
どうしても読みたい人(リアルの知り合いとか)だけの小さいリストを作ってメインと命名し、基本的にそれだけ見るようになった。
それ以外の面白いんだけどめちゃめちゃ大量にツイートする人とかは別のジャンル別リストに振り分けて、メインを読み終わった時に限って見る。

たまたまそんなメイン以外のリストを眺めていた時に、別にバズってはいなかったのだけど以下のような言説が流れてきた。

「セルフコントロールは消耗資材」

考えて見れば当たり前の話だし、多分かなり有名な概念なんだと思うのだけど、そういう風に言語化されるととてもしっくり来た。
Wikiには「自我消耗」とあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%88%91%E6%B6%88%E8%80%97
エビデンスが微妙な説のようだが、感覚的にはなんとなくしっくりくる。

要するに、何か大変で優先度が高い事に取り組む時、それを成功させたければ極限で自分を甘やかせ、という事になりそう。

そして、裏を返せば「多くの人が消耗するが、自分は消耗しない事を仕事にすると良い」とも言えそう。
これは、ただ好きかどうかよりももう少し現実的な選択方法かも知れない。

COVID

日本はCOVID-19があんな感じになっていて、大抵の人にとってはほぼ予想通りか、予想よりも少し遅いくらいの感染状況(この文章内では、「感染状況」という言葉を「陽性者数、陽性率」くらいの意味で使う)だと思う。
まだ国内の感染者数が0になっていない状況で(というか、そもそも2週間程度の潜伏期間と無症状感染者が存在するのだから、0になっただけでは駄目なのだけど)緊急事態宣言を解除したのだから、感染がその後拡大するのはとても自然な成り行きだろう。
正直7月初頭くらいでこのくらいの感染状況になると思っていたので、かなり頑張って持ちこたえたなぁという気持ちではある。日本人は本当に真面目なのかもしれない。
しかし、こrが真面目とかでなんとかなるようなものでないことは、他の多くの国を見ていれば明らかなようにも思う。

それよりも僕が驚いているのは、大抵の人がそう予想しているはずなのに、特に何も対策をしていない会社があまりにも多いことだ。
もちろん、工場や接客業等対策が難しい業種もあるので一概には言えないのだけど、IT業界はどんな方法であれ対策が取れる、もっとも取りやすい業界のはずなのに、とらない。
全然取らない。
取らないので次々に感染者が出て、名だたる企業のIT部門のオフィスが閉鎖されていく。
愛知だけでも、10を超える有名企業のオフィスから陽性が出て、全員突然在宅になったり入院したりしている。

従業員の命が惜しければ、いや、会社の利益が惜しければ普通は出来る部分だけでも対策をするものだ。
在宅勤務が可能なものは在宅にするだろうし、大きなオフィスに沢山人が居るなら在宅になった従業員が居たぶんだけでも距離をとり、何かで仕切るだけでダメージが全然違うはずだ。
ダメージというのは個人のダメージの話ではない。
感染者が出た時の会社への金銭的信用的ダメージの話をしている。
モラルの話もしていないし、従業員への配慮の話も一切していない。
会社の利益の話しかしていない。 会社の利益の話をするだけでも、普通であれば対策をするだろう。
そこに配慮やらモラルやらが乗っかってくれば、もう対策をしない理由など1つも見当たらなくなる。
しかし、しない。
しないので、会社はダメージを受ける。
何も準備していない在宅勤務に突然なり、生産性が消え去る。
プロジェクトが丸々頓挫する。
チームから意思決定出来る人間が消える。
そして損失だけが残る。

正直、モラルも社員の健康にも興味がない、儲けが欲しい、であれば、わかる。
全然理解できる。
しかし、なんの見返りもないのに一定の確率でそのオフィス内の社員全員が強制的に隔離させられ、2週間〜永遠に戻ってこない、というのはなんのメリットもない賭けである。
ハイリスクノーリターン。

煽っているのではなく本当にわからない。

  • コントロール幻想
  • 認知的不協和
  • 現実逃避

どれかだろうか?
どれかかも知れない。
そうでなければ、本当に何も考えていないか。

そんな事があるだろうか?