悪夢を見た。
悪夢って内容とは無関係に恐怖を直接叩き込んでくるので、それを文字にして残しても全然怖さが伝わらないんだけど、夢にしてはあまりにも整然とし過ぎていて、その手の不条理な話として完成度が高かったのでここにメモしておく(夢日記)


車二台で旅行していて、自分の車には誰が乗ってたか思い出せない。
後続車には架空の叔父と、その叔父の年齢(50歳くらいに見えた)の割には非常に若い彼女(20代後半〜30代?)が乗っている。
信号待ち中に、後部座席に乗っている誰かが「一人暮らしに役立つ豆知識」を話し出す。
「ビニール袋の底に、ティッシュペーパーを敷いて…」僕はあまり聞いていない。
すると、突然後ろの車が急発進し、僕の車にぶつかる。
衝撃はそれほどでもなかったように感じたが、何故か後ろの車は大破していて、叔父の彼女が血をだらだら流して、どう見ても死んでいる。
叔父は生きている。
あまりのことにびっくりしながら、これはもう110で良いか?なんて事を言いながら、僕が通報する。
道自体は車一台通らない田んぼと田んぼの間の畦道といった風情で、何のためにそんなところに車を停めていたのかはよくわからない。
それからかなり長い間パトカーも救急車も来ず、叔父は何故かヘラヘラしている。(この時点で相当嫌な感じだった。車は叔父が運転していたのに…)
救急車やパトカーが到着し、死体が運ばれて行き(運ばれていくのを見ていたわけではない)、叔父が僕の運転する車の後部座席の空いている方に座った。
そして、明らかにそんな状況じゃないのに、さっきの一人暮らしに役立つ豆知識を、また後部座席の男が話し始めた。
「ビニール袋の底に、」
まで話し始めた段階でとても嫌な気持ちになって、あれ、それ知ってるけど、聞きたくない、なんだっけ?と思うんだけど、
「ティッシュペーパーを敷くと」
そんな気持ちは無視してあけっけらかんとした感じで男はしゃべり続ける。
「皆、なんか暗くなるんだよね」
と言うので、そうそう、それ聞いたことある、やっぱりそれだったか。
全然意味がわからないんだよね、何回聞いても。
と言い終わるかどうかくらいの時に、車内の全員に身体を押さえつけられて、その後部座席の男に首を思い切り絞められて、そこで目が覚めた。


オチはやっぱり悪夢だけあってチープな感じなんだけど、身内の所為で人が死んでるのに、事故の前と同じ話を同じテンションで始める男の不気味さが本当に気持ち悪かった。
と言うか、その程度の支離滅裂さって夢の中では別に大したことないはずなのに、その小さな不整合にこんなに気持ち悪さを感じられる詳細度の夢って何?ってなって目覚めた後しばらく引きずってしまった。
んでまた、メラトニンを止めたときの副作用に「悪夢」がしっかり入ってて、なる程飲んだり飲まなかったりはダメなのか…と思ったり、悪夢を見られる薬があるならその逆があってもいいよなぁ、って思ったり、した。