Awesome Plan

二日目の旅程はこんな感じで、移動距離がかなり長くなってしまうのでその通りに実行するのは厳しいかな〜と思っていた。

  • 中尊寺
  • 達谷窟毘沙門堂
  • 厳美渓
  • 道の駅 遠野 風の丘
  • カッパ淵
  • 宮沢賢治記念館
  • 宮沢賢治童話村

中尊寺

中尊寺には金色堂というのがあり、そこには48体の仏像が収められているのだが、そこで以下のアナウンスが流れた。

須弥檀の中心の阿弥陀如来は両脇に観音勢至菩薩、六体の地蔵菩薩、持国天、増長天を従えておられ、他に例のない仏像構成となっております。

突然提示された「仏像構成」という概念に全ての思考が持っていかれてしまう。

頭の中は完全に「天駆せよ法勝寺」のような世界観になっていたし、「仏像オートチェス」が始まっていた。

達谷窟毘沙門堂

仏像コンポーザでひとしきり騒いだ後、達谷窟毘沙門堂へ。
ここもかなり良くて、メインストリーム仏教ではなく、かなりインド仏教の影響を受けた密教的な香りを隠そうともしない感じのお堂だった。
毘沙門堂
堂内には「最強の御札あり〼」という文字が踊り、大仏を崖から掘り出そうとして諦めた形跡が至るところにあり、極めつけには「This is IWATE」と書かれた風景画が飾られていた。
こういう胡散臭い宗教が大好きな人間にはたまらないスポットだと思う。
僕も興奮して隠れミッキーを探すのに夢中になってしまった。
毘沙門堂
毘沙門堂

厳美渓

厳美渓は美しい風景の場所だったけど、事前リサーチが足りず上っ面だけなめて帰ってきてしまった。
近くに、経営できる限界まで寂れてしまっている「サハラガラスパーク」というのがあり、非常に興味をそそられたが中には入らなかった。
少し心残りだが、ガラス○○は全国にありすぎて、もう少し飽きているのだった。
毘沙門堂

遠野とかっぱとジンギスカン

遠野を目指し走ること約2時間。
見えてきた街は完全にかっぱに支配されていた。
かっぱが入り込む余地がある場所にはすべてかっぱが用いられている。

  • 郵便局のガラス
  • 工事の案内板
  • ガードレール
  • 街の看板
  • 街灯

さらに、入り込む余地のある場所にとどまらず、本来かっぱが入り込む余地がないはずの、畳の模様等にもかっぱがあしらわれており、素人目にも遠野がかっぱの傀儡都市になってしまっている事は明らかだった。
かっぱ
丁度昼時だったため、遠野名物はないものかとインターネットを眺めてみると、遠野には「あんべ」というジンギスカンの超有名な店がある事や、どうやら遠野全体でかなり盛んに羊肉が食べられているらしい事等がわかった。
ジンギスカンは北海道のイメージが強かったため、何故遠野でジンギスカンなのか気になってさらにインターネットを凝視した。
どうやら「あんべ」の店主は、開業する直前まで満州に出兵しており、その時食べた羊肉の味が忘れられずお店で提供する事にした、という事らしい。
その情報を鵜呑みにするのであれば、遠野のジンギスカンは満州由来の独自進化のようだが、どうも胡散臭い。
「かっぱが羊肉を好むのではないか?」と疑念がどうしても脳裏をちらついてしまう。
かっぱが羊をキャトルミューティレーションしている場面を想像するのは容易いし、偶然か必然か、かっぱとチュパカブラのデザインには共通点が多数あるように思える。
「遠野はかっぱに支配されてしまっているのか?」「かっぱは羊肉を好むのか?」その謎を明らかにすべく、それと何気に値段がリーズナブルだったので、我々は「あんべ」へと向かったがそこで目にしたヤバいくらいの行列に恐れをなして直ぐに駐車場を後にした。
時間がなかった。
悔しい。
いつかリベンジしたい。

道の駅 遠野 風の丘

しかしお腹は空いていたので、まずは近くの道の駅で腹ごしらえをすることにした。
非常にタイミングよくSL銀河が通過し、その姿を拝むことができたし、道の駅にもジンギスカンがあったため羊肉にもありつくことができた。
かっぱ

カッパ淵

現代語訳・遠野物語の朗読を聴きながらカッパ淵付近の駐車場に到着。
駐車場にある小屋の看板には「かっぱ直売組合」と書いてあり、「遠野の人々は今やかっぱからの支配を逃れ、逆に乱獲して出荷しているのではないか」という印象を受けた。しかしただの強がり…いや、標語かもしれない。
どんな状況にあっても志は高く持つべきだろう。
かっぱ
付近の寺にはかっぱを模した狛犬が2対おり、信仰心すらも根こそぎになっている惨状が伺いしれた。
最初にかっぱが目撃されたとされるカッパ淵と呼ばれる小川を見に行ったが、かっぱ像に沢山のものが供えられていて、見るに耐えなかった。
かっぱ
遠野に入った瞬間から雲が低く立ち込め、辺りは15時とは思えない薄暗さで、その小川のなんとも言えない空気感とよくマッチしていたように思えた。

宮沢賢治記念館

宮沢賢治が好きなので、宿へ向かいがてら宮沢賢治記念館へ。
1986年、記念館が建てられた時に作られたらしい宮沢賢治の生い立ちムービーを見て、宮沢賢治なんていいやつなんだ…という気持ちで直筆の原稿等を見て回る。かなりの量展示されていた。
字は決して綺麗とは言えず勇気づけられることしきり。
まだ読んだことのない絵本をちらちら見たり、充実した時間を過ごした。

宮沢賢治童話村

特に予定はしていなかったのだけど、すぐ近くにあるらしいというのでチケットを買ってみた。
ら、期間限定でライトアップイベントを実施していて、本当によかった。
童話村
ミラーボーラーという人々が展示を担当していたらしいが、特にインタラクションもないのにガラスとミラーとライトの綺麗さと、配置、そしてプリミティブな(おそらくサイン波を複数共振させているだけ?)音で、とても美しい光景を作っていた。
童話村
予期せぬその手の展示が屋外に出現した事にめちゃめちゃテンションが上って写真を撮りまくってしまった。 童話村
童話村そのもののことはあまり印象に残っていない。

帰路

総移動距離300kmを超える計画で、どこか渋滞したら終わりだな〜と思っていたけど、完璧に流れて、実は順番も最初はこうではなかったのに、ライトアップがたまたま見られる順番になって、完璧だったな、と思った。

The Hand of The Rock

どこに、とは言わないが旅行に来ている。
新幹線を2本乗り継ぎ、かなり遠くまで来た。
有名な福田パンのパンを食べたり、小岩井牧場に紅葉を見に行っていたり、松ぼっくりのジェラートを食べたりしたらすぐ一日が終わってしまった。
まぁ、一日目は移動日なのでこんなもんか。

Diversity

ダイバーシティ、多様性、寛容さ、というのは組織にとって、フェーズに大きく依存する問題だと思う。
多様性はアイデアとルールを齎すと思っている。

例えば、常識が常識として通用するのは、全員がほぼ同じ概念を指して常識だと思っている間だけだ。
その間は、参加者が善良であれば、確かにルールが必要ないかもしれない。
全員の目指すところもその場合似通ってくるので、それはそれで強固な組織と言える。
しかし、その常識の範囲のアイデアしか存在し得ない。

逆に、常識が異なっている様々な人間が集まると、アイデアのレンジは広くなる。
広くなるが、組織としてはとても脆弱になる。
まず、言葉が通じない。
「日本人が英語が苦手である」とかそういう話ではなく、同じ識っているはずの言葉でもその概念が異なるために、意思疎通がうまく行かない、という意味だ。
言葉を定義し、作法を定義し、行動を制限しないといけなくなる。

もちろんそれだけでは駄目で、常識の交換を行う必要がある。
常識の交換はかなりのコストを要するが、多数派が必ず支払わなければならない。
少数派はそもそもそれを負担することができないからだ。
コストが支払われない場合、単純に少数派が組織から消えて、それで終わりになる。
それが合理的なフェーズであれば、それはそれで良いだろうし、困るのであればコストを払って多様性を確保すればいい。
その選択はどちらが優れている、ということもなく、戦略に依存すると思う。

よほど気をつけていない限り、大抵の組織は多様性を望みながらそのコストの支払を渋り、その結果として多様性を排除してしまう傾向があるように見える。
組織内の人間の常識が完全に一致している事は絶対にないため、表面上一致しているように見えていた時期が過ぎると、勝手にどんどんズレていってしまう。
すると、無自覚に多様性を排除する組織は最終的にすべての人間を排除する事になってしまう。
多様性が組織に必要かどうかは戦略に依存するが、多様性に排除に無自覚だと時間経過で自壊する組織になってしまうので注意する必要があるな、と思った。

Antibiotic Needed

午前休を貰って病院へ。
しかし、思惑が外れて行きつけの病院が閉まっていて、初診の病院へ。
するとこう、コンテキストが理解してもらえず「え?なんでこんな軽い状態で病院来たの…?」みたいな感じになってトラネキサム酸だけもらって帰る羽目に。
このあと絶対悪化するから抗生剤が欲しかったんだ!という気持ちは通じず。
損したなぁ…。
まぁ、確かにこのくらいで毎回抗生剤出してたらヤバいという気持ちはわかる。
ビールが醸造できてしまうし。
でもなぁ…。

ところで、何と戦ってるのか段々わからくなってきて、戦う理由なんか最初から実はなかったので、なんかもっと元々良い環境の場所に移るのがいいんじゃないか、という本当に至極普通の発想に行き着いてしまう。
まぁそりゃそうなんだよな…。

Unstoppable

あ〜なんかこれ、無理っぽいな。
明日の朝高熱って感じじゃないといいけど…。